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    アフリカから来たヘルパーさん

    • 2016.05.28 Saturday
    • 11:47

    今日は朝から、昨日のお弁当の残りの大きなザンギを食べた。
    以前に、どこかの歌手がレコーディングする前に脂ののったお肉を食べると
    聞いたことがあったのを思い出しながら、ほおばっていた。

    今日は朝から、夕飯の材料を買いに買い物へ。
    はるばる友人が来ることになり、自分で作ってみようと意気込んでいる。

    今日は朝から、調子がいい。
    札幌の運動会の日。珍しくも今日は晴れていた。

    *************************************

    この前の冬から、ヘルパーとしてアフリカ人の女性が働き始めている。
    留学のためのザンビアから来た20代前半のJさん。

    札幌市の独自事業である、パーソナルアシスタンス制度を利用しているため
    無資格者でもヘルパーとして雇うことができるので、そういった出会いも実現できる。

    チャンスが巡った時に、最初は断ろうと思っていた。
    なぜなら、英語を話す自信がなかったからだ。
    でも、英語が話せるほかのヘルパーさんに背中を押してもらい、トライしてみることに。

    それから約半年。他のヘルパーさん(英語が話せる)もついて行う研修が、
    当初は半年くらいかかると思いきや、1か月で大丈夫だと思った。
    英語によるコミュニケーションは完ぺきではないけれど、
    後は二人で関係をつくっていこうと思った。


    Jさんは、若くて介助の経験がないのに、
    障害者の自立生活の中のヘルパーとしての役割意識が高い方だ。

    一つは、私を尊重してくださること。

    ヘルパーに来てもらう時間はあらかじめ決めたり、日によって少し変更したりする。
    その時にいつも「何時から来られますか?」と相手の都合を聞く癖があった。
    普通の質問のように思えるが、相手の都合に合わせる癖が十何年としみついている。
    ビジネスで相手の都合を聞く時には、自然な意味なのだが、
    今回は、私のヒストリーが含んだ言葉だった。それは、遠慮。

    Jさんは、私が質問するとかならず、「あなたの希望は何ですか。」と聞いてくださる。
    聞いた上でできるかできないかを、はっきり言ってくださる。


    もう一つは、私を信頼してくださっていること。

    ヘルパーのメンバーが集まるミーティングの、トイレ介助の方法の話の時に、
    ヘルパーの体格は人それぞれのため、悩みが違うことがわかった。
    やり方だけであれば教え合えばいいのだが、
    「のぼさんの身体が痛くないか心配…」という相手があっての心配事もある。

    私が大丈夫ですと言っても、それでも心配で躊躇したまま介助してしまう場合もあるが、
    Jさんは「彼女を信頼して介助をすればいいのです。」とみんなの前で話してくれた。

    どの言葉も、さらっと言ってくれるので、私はとても感動した。
    国籍や言語が違っても、ヘルパーとして働いてくれる人がいることがわかり、
    私の世界は広がった。

    少しずつ雑談もできるようになったが、8月で帰国してしまう。

    とってもさみしい。

    *************************************

    残りの2ヶ月ちょっとを楽しもう。

    同じことの繰り返し

    • 2016.05.27 Friday
    • 23:53
    なぜかなんでもネガティブ思考になってしまう日がある。
    今日の午前中はそのスイッチが入ってしまった。
    ぐちぐちぐちぐち…来てくださったヘルパーさんに話をするだけならいいものの
    私が部屋の掃除を頼んでおきながら、
    話も聞かなければならないという状況で、少し大変だったかなと反省。

    たいてい、世の中の人の考え方や恋愛の話などとりとめのないことなので
    結果的に引きずらずにスイッチが切り替わってしまう。
    切り替わるタイミングが早いので、
    ヘルパーさんは「ついていけないですよ〜」と突っ込みをいれてくれた。

    *************************************************

    今日は、自立生活センター・NPO法人いちご会の会合だった。
    小山内美智子さんという脳性まひの女性は、私が尊敬している方の一人である。
    札幌で障害者が生きづらさを感じずに生活ができるように運動をしてきた。

    入所施設で暮らすことが当たり前の世の中だった1970年代から、
    障害があっても、アパートを借りて、一人暮らしや好きな人と暮らして生活ができると
    身体をはって行動を起こしてきた方だ。
    これまでの間、社会とのぶつかりや、思いの強い障害者との結束やぶつかり合い、
    介助者を必死に集めて自分の生活を作り出す苦労を経験され、
    人間の嫌なところをたくさん見てきたのだと思う。
    その中で生きるには、自分のプライドを持たないといけなくて、
    「小山内さんはね…。」と口を濁して、避けるような方もいた。

    私はその時代を生きていなかったので、その頃の小山内さんを知らない。
    でも、一番人間らしい小山内さんには、憧れを抱いている。
    もちろん、私には私の生き方があるけれど、小山内さんの存在は貴重だ。

    そんな貴重な存在の方は他にもいて、ふと思い返すと、「私は幸せだ。」とまた気づく。
    気づくけれど、また忘れてしまい、視野が狭くなってしまう。
    そして、また気づく、の繰り返しだ。


    「障害者であっても、自分の生活だけが良いと思ってはいけない。
    ヘルパーさんの仕事が敬遠されたり、周りの理解がまだまだなのは、
    障害者も頑張って示していかなければならない状況だからだ。」
    と小山内さんは話していた。

    障害の程度や生活の状況は人さまざまなので、同じようにはいかないけれど、
    一人ひとりができることをやる必要があるのだと思う。

    ***********************************************

    心のもやもやが少しおさまって、夜中なのに急にパソコンで文章が打ちたくなった。
    今日は23時までのケアだったのだが、会合があって帰ってくるのが遅くなりそうだったので
    何日か前にピンチヒッターのヘルパーさんに連絡を取った。
    23時から翌朝の8時までいてくれることになり、就寝時間も自由になる。
    1か月に1,2回、他のヘルパーさんが対応できない時にいつも頼んでは、
    快く引き受けてくれるピンチヒッターさん。
    とてもありがたい。

    ヘルパーさんは永遠にいるわけではない。
    常に出会いを作って、ヘルパーさんという仕事の存在を発信していく。
    今月から来月にかけて、関心を持ってくださった3人の方に個別でお会いすることになった。

    ぐちぐち言っていられないな、でも、吐き出すことも大切。

    同じことを繰り返しながら、生きていこうではありませんか。
     

    車いすと歩くとジェントルな人に出逢える

    • 2016.05.01 Sunday
    • 21:53
    私と一緒に街で歩いていると
    「親切な人が意外に多いんだね。」
    と発見することがたびたびあります。

    特に、エレベーターに乗るときや
    エレベーターから降りるときに
    自動ドアが勝手に閉じないように
    抑えてくださる方がいます。

    そういうさりげないヘルプをしてくれるのは
    これまた意外にも、
    金髪のピアスをつけたお兄ちゃんや
    強面の人がすっと手を出してくれるのです。

    そして、小学生や中学生、高校生などの
    10代の人たちもさりげないヘルプをしてくれます。

    ある日、地下鉄に乗ろうとしたときに、
    スポーツの部活をしていそうな
    ジャージ姿の女性が複数いていっぱいでした。

    車いす一台くらいは入れるので問題なかったのですが、
    一人の女性が友人たちに
    「もう少しこっちによった方がいいわっ」
    と自然に教えていたのです。
    会話も弾んでいた途中でスッと言えるその人は、
    私と目が合うと会釈をしていました。
    私も気持ち良く会釈をしました。

    障害者に優しいとか綺麗で特別な行為として
    捉えるのがもったいくらい「カッコイイ」振る舞いでした。

    もう一人、例を挙げると
    隣に住んでいる小学校3年生の男の子と
    帰宅のエレベーターで一緒になったときに
    同じようにエレベーターのドアを抑えてくれました。
    家族のおつかいでおにぎりをたくさん買って
    帰ってきたようです。

    エレベーターから降りて
    「じゃあね!」と言うと振り向かないで、
    手を振って家に戻っていきました。
    その男の子の背中が頼もしかったなぁ。


    人は見た目じゃない!
    と言うことは簡単ではありますが、
    そもそも色々なスタイルの人がいて当たり前で、
    子どもだから未熟なんだ!というのも
    おかしい話なのです。

    車いすでいると
    「見えない」こともたくさんありますが、
    「見える」こともたくさんあります。

    ジェントルな気持ちが見えるのは
    とってもお得だと思いました。

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