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  • 2018.09.16 Sunday

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    支援者への講演

    • 2017.06.04 Sunday
    • 14:14

    みなさん、こんにちは。
    最近、毎日色々な考えが目まぐるしく湧き出てきます。
    記録が全然追いついていかない!

    先日、北海道サービス管理責任者研修で45分間お話をさせていただきました。

    最近は、「『本人主体支援』の難しさを『自分ごと』として捉え、

    自身や社会を変革していく支援者へ」というテーマで、

    障害児者と言われている方々に対して支援の仕事をしている方へ

    お話をしています。

    なかなか簡単には説明できませんが、

    支援者と障害のある人の間には不自然な関係と距離があり、

    同じ人間としてではなく、評価すべき対象だったり、

    不必要にその人の人生に入り込んでしまったり、

    そのことは支援者だから良いんだと思い込んでいる人が多いと、

    私は感じています。

    また、周りに同調して合わせて行動することや、

    苦手なことや人と変わっていること

    (太っている、空気が読めない、ハゲているとか)を非難すること、

    大人が子供を信用することができないことなど、

    日本特有の風潮や教育を受けて、支援者の思考が作られてしまっていると思います。

    その中で、結果的に社会的に排除されてしまう人が出てくると思います。

    例えば障害者だけでなく、LGBT、不登校と言われている人、

    日本で求められている労働では働けない人など。

    本当は社会のあり方を変える必要があるのに、

    全て「自己責任化」されたり、

    「みんなと同じように、私たちのように、『成長』すること」を良しとしたりし、

    それが「専門家の仕事」だからと疑わなくなるのが本当に怖いです。

    そのため、私は「自分ごと」として考える講義を続けています。

    耳の痛い話かもしれませんが、

    障害があったり、苦しい立場に立たされた人は本当に苦しいのです。

    だからと言って、苦しくなれというわけではなくて、

    講義のときくらいは見直すきっかけになればと思いながら講義をしました。

    もっと広い意味で、そして柔軟に、人生を楽しむことを、支援者側も大切にしてほしい。

    まだまだいろいろな問題を私は感じているので、少しずつ整理をしていこうと思います。

     

    ケアを受けながら働く

    • 2015.11.12 Thursday
    • 22:06
    おはようございます(^^)

    10月24日にNPO法人いちご会の
    設立記念講演がありました。
    テーマは2つ。
    「自分の力で生きる」
    「ケアを受けながら働く」

    今回は、私が出演させていただいた
    「ケアを受けながら働く」について
    お伝えします。



    NPO法人いちご会の
    理事長である小山内美智子さんと
    NPO法人 LIFE INNOVATIONの
    理事長である大谷哲也さんと
    3人フリートークセッションを行いました。

    小山内さんの進行により
    いろいろな質問が飛んできますので、
    この場でしかなかなか聞くことのない話が多かったと思います。

    例えば、
    大学でトイレ介助をどうするのか?まだ見当がつかないまま、大学受験をして合格し入学してから、体制を作っていった私のお話。

    大谷さんはもっとすごい。施設に18年間暮らしながらお金を貯めて、自分で働く場を作ろうとNPO法人を作りヘルパー事業所をやっています。

    そのような別々の体験でも、
    「とにかく自分でやってみる」
    ことが3人の共通項でした。

    障害があると大変だからと周りが守ったり、
    「何かあったら、失敗したらどうするんだ」と
    挑戦することをあきらめさせたり、
    そして本人がその影響を受けて、
    「自分は何もできない」と
    自信をなくしてしまいます。

    自信を持つには、
    褒められるだけでなく失敗して、
    次に活かして工夫をし少し成功する
    という経験の繰り返しが必要です。

    ヘルパーさんとの関係の中だけで生きると、
    利用者でありお客様でもあるので
    利用者主体でやっていきます。
    それはそうです。
    自分の生活ですから、本人の好きなように生活するのが自然です。

    ただ、それだけの環境で「生きる」と
    社会生活での成長ができないのです。
    ここでいう社会生活とは「働く」ということ。

    お金をいただくことで生活ができ
    好きなものを買ったり、美味しいものを食べたりできます。
    そのためにお金を稼ぐには、
    お客様に良いサービスをしなければならない。
    それが事務や倉庫の担当であったって、
    会社の動きをよくする大切な仕事です。

    そのような仕事の中で、
    苦労したり、アドバイスをもらったり
    昨日よりも出来ることが増えたり、
    職場の人と仲良くなったり
    すっごく注意されてへこんだり、
    でもいつまでも引きずらないことを学んだり…。

    そんな経験を繰り返して、
    生きている実感を得られると思っています。

    3人のセッションでは、
    障害があっても税金を払えるようになりたいと話していました。
    恩恵を受けるだけではなく、
    納税者になって堂々と生きたい。

    正直に言うと、
    障害者であっても健常者であっても
    能力で問われる時代になってほしいです。

    能力と言っても、何でもできる人よりは、
    人を惹きつけることができたり、
    パソコンがものすごくできたり、
    同じ作業の繰り返しが正確だったり、
    と何か突出している人も多くいます。

    健常者と言われるがゆえに
    なんでもできるわけじゃない。
    障害者と言われるがゆえに
    なにもできないわけじゃない。


    あきらめないでほしいです。

    周りがなんと言おうと!!

    そのようなメッセージを持った
    トークでした。

    石狩の特別支援教育の先生方へ

    • 2015.08.15 Saturday
    • 11:33
    北広島での講演の2回目は、
    石狩圏域の特別支援教育に携わる
    先生方へのお話しです。

    「自分らしく生きるには
    〜インクルーシブ教育について考える〜」

    というテーマで1時間半程度
    お話しさせていただきました。


    「自分らしく生きる」というのは、
    実は、障害があるなし関係なく
    簡単なことではないと思います。


    こうしなければならないという固定概念。
    他人との繋がり方がわからない恐怖。
    やっても成果が見えない不完全燃焼。
    努力したって無理というあきらめ。


    社会が窮屈と感じるけれど、
    どうしようもできないという閉塞感で
    いっぱいになってしまう。


    障害のない人と言われる人は、
    無理してでも頑張れちゃう。
    しかし、頑張れなければ落ちてしまう。

    障害のある人の場合、
    そのような頑張り方はできない。
    人間がいかに弱点があるか知っていて、
    弱点がある中でも生きられる社会を作ることができる。


    お店に段差があって入れなければスロープをつければいい。
    スロープをつけていない店では、
    なぜか足で歩ける人が酔っ払ったり、段差を見落としてこけてしまっている。


    身障者トイレしか用を足せない人がいる。
    私も、その1人。
    車いすだけではなくて、
    一見どこも悪くなさそうでも、
    膝を汚して曲げられない男性が使っていた。

    「申し訳ありません。」と言いながら
    事情を説明してくださった。

    なぜ誤ってしまうのか?
    それは、関係ない人も使ってしまうから。
    ただ着替えや友達との化粧、歯磨きのためだけに、
    そのトイレを使う人もいて、
    出てくる時も、無表情で出てきて終わり。


    他のトイレでは使えないから、
    それを必要とする当事者が声をあげて
    作られたことを知らない。

    生きる上で必要なことを
    常に発信しなければならない状況に
    立たされているのが障害だと思います。




    障害者が劣っているのではなく、
    とても高度なレベルを求められているのです。


    自分の症状を受け入れて、
    社会の中で自分らしく生きるには、
    相当の時間と労力が必要なのだ。

    私が普通小学校に行くのに、
    校長先生にお願いに伺わなければ行けなかった。

    それでも6年間通って、
    そのうちに車いすトイレやスロープができた。


    病気がちや足に怪我した生徒も
    過ごしやすくなった。
    もちろん、トイレが広いことをいいことに遊ぶ生徒も現れる。
    でも、子どもだもん。
    そういう思い出をたくさん作っていくと
    大人になっても、車いすの人のことを気遣うことができると思う。

    そのようなエピソードが
    たくさんあれば住みやすい社会になるだろう。


    インクルーシブ教育は、
    そのようなことを子どものうちから
    行うことだと思う。








    そのためには、先生方のお力が必要なのです。

    私のエピソードを交えてお伝えしました。


    ありがとうございました!

    2回にわたって北広島へ☆

    • 2015.08.08 Saturday
    • 15:12

    みなさん、こんにちは。
    8月2週目、札幌でも30度超えの日が続いています
    でも、とんぼが飛んでいたり、涼しい風も吹いています。
    お盆が終わったら、あっという間に冬になってしまう!

    今しかないと外でアルコールをたしなんでおります


    さて、7月下旬は、2週にわたって北広島へ行ってきました。

    1回目は、北広島親の会のみなさまへの講演です。
    親御さんと小・中・高校生の学生さん、教職員の方々です。
    親の会さんでは、障害のあるお子さんがいる親御さんを中心に
    勉強会を定期的に開いており、今回はそちらのゲストスピーカーとして呼んでいただきました。

    私がお話をするということで、お子さんたちも呼んでくださり、
    夕飯後のゲームの時間なのに、参加してくださいました。




    イラストを交えながら障害のことを説明するところから始まり、
    「障害があっても幸せに生きる!」というテーマで60分程度お話をしました。

    私の定義でお話しすると、
    障害者とは、社会の受け入れが不十分なのにもかかわらず、
    その課題を障害者自身が背負わされている人のことをさします。
    「ぶつかりごと」を一人で抱えている状態なのです。


    普通学校に行くために、わざわざ校長先生に「お願い」をして、
    介助する人がいないからと母親が付き添うことを「条件」に許可をいただきましたが、
    そのプロセスは、障害のない人はあまり経験しません。


    先生が悪いというのではなく、先生も受け入れたことがないと
    そのように答えざるを得なかったのだと思います。

    しかし、そのような対応が、障害者の人生を左右してしまい、
    結局はバリアフリーとかインクルーシブな社会に変わることはないのです。


    だから、障害のある本人や家族が頑張って、頑張って道を切り開くのが現実で、
    切り開くと案外、環境がものすごく変化するのです!!

    例えば、教室移動では、階段の上り下りを先生が抱っこしてくれたり、
    トイレを広く作ってくれたり、スロープを付けてくれたりして
    その学校は車いすに乗っている生徒も通いやすくなりました。

    この変化が大事なんです

    まさに、「ぶつかりごと」を一人で抱えずに、
    みんなで分散して解決することで住みやすい社会になっていくと信じています。


    障害があっても、なくても、夢を持てる社会へ。

    どんどん夢を持って発信していく大事さを伝えました。




    大事な夜のお時間をいただきありがとうございました。

    理学療法学科の学生さんへ〜知識では終わらない大切なこと

    • 2015.02.01 Sunday
    • 14:41

    は〜るばる来たぜ!恵庭へ〜♪
    年明け1発目の講演活動は、北海道文教大学です。

    理学療法学科3年生約90名の学生さんに
    1時間半の講義をさせていただきました。



    今回のテーマは、
    「リハビリの先にある「niceなライフ」を想像できるPTになろう」



    理学療法士として障害のある子どもから大人までのリハビリをされていた
    横井先生にご依頼をいただきました。

    なんと、学生さんは今回で座学を終え、長期の実習が始まるとのこと。
    現場実習に向けて、机上では学べないクライアントの声をお話しすることになりました。





    さて、今回お話ししたポイントをご紹介します

    ・子どものころからリハビリを受けていた時、子どもならではの「動きたい」という思いが制限される
    ・大人も言わないだけで、ストレスを抱える=高齢者も事故に遭った人も一緒
    ・リハビリをしたら治るの??という疑問、リハビリに通うことで健常の友人とは違うという孤独感
    ・リハビリはクライアントにとっては「自分のできないこと」「思うように動かない体」を意識する時間
    ・クライアントは自分が一生懸命やっているリハビリが、
     自分の生活や生きることにどう結び付くか想像したい
    ・リハビリが、その患者の生活にどんな潤いを持たせるのか、想像できるのがプロ


    知識を学んだ学生さんにプラスアルファのアドバイス

    実は、体の構造、リハビリの手法を教科書でたくさん学んできた学生さん。
    体の動きやしくみ、治癒能力などの知識でリハビリの計画は立てられるでしょう。

    しかし、クライアントの思い、それを裏付ける生き方を無視した計画はひとりよがりなものになる。

    例えば、バリバリ働いていたサラリーマンが若くして脳梗塞になり半身まひになって
    リハビリを開始した頃に、「はい、これをやってください」と道具を机に置いたPT。

    それは、たくさんの小さな豆と空っぽの箱が一つ。

    つまんで箱に入れるというリハビリは、手や指先の機能を一定程度回復させる方法かもしれない。

    もし、私がバリバリ働いていてお得意先からも信頼されていたのに、
    仕事もできなくなり、ショックが消えていない状況で対面したのが豆であったら
    ただの豆なのに、涙が出てくるか、机をひっくり返したくなるだろう。


    治ればいい、ある程度回復すればいい…そんなんじゃプロじゃない。
    クライアントにとってこれからの人生があるのです。

    一緒に豆をつまみながら、クライアントの気持ちを聴いても良いと思います。
    リハビリの先にあるクライアントの生活を想像できるまで理解する努力が必要です。


    リハビリの先にある私のライフ

    私は、パソコンを使ったり、雪道悪路を車椅子で歩いたりするのに、
    体のバランスを肩や首で取っているため、そこが固くなって全滅したら座っていられなくなります。

    そのように、座ることにさえも少し気を付けて考えなくてはいけない私。

    でも、楽しみを見つけるとへっちゃら
    チェアスキーで体幹バランスを鍛え、次回はバイクに乗ることが夢です

    トイレでの立位や安定して座れることで、日々の生活を楽しむことができます。



    1時間の一方的なお話のあとは、学生さんからの質問タイム。

    お酒の話をいっぱいしたので、「好きな日本酒は何ですか?」という質問や、
    ネガティブからポジティブ思考の変化の話をしたので、
    「これからも挑戦していきたいことは何ですか?」といった質問をいただきました。





    先生とのセッションはより深いテーマにフォーカスが当てられ、
    特に「障害を受容する」「障害を受容していない」って何?
    というテーマが興味深い


    その時はお話しできませんでしたが、

    お母さんは始めからお母さんではない。
    子どもと向き合っていく中でお母さんになっていく

    お母さんは時に弱音を吐きたくなる
    お互いに齢を重ねるにつれて子どもとの関係も変わっていく

    と少し似ています。

    お母さんという言葉を「私」、子どもという言葉を「障害」「病気」に直します。



    リアルという車いすバスケの漫画のお話をさせていただきました。

    障害の受容、世間の見方、家族の関わり、友情…様々な描写がされています。

    横井先生が「障害を受容するとかしていないとかは、専門家の一方的な見方」
    と指摘されていたように、障害との向き合い方の変化のスピードは人それぞれ。
    そして、進んだり、戻ったり。
    そんな時に「リハビリを拒否しているから受容していない」などと言い放つプロは、
    自分の計画が思い通りにならないことの言い訳。

    プロは、どっしり構えて、クライアントの気持ちをくみ取ってください。
    時に待つことや、背中を押すPTになってくださいね。


    ゼミ
    生とお茶会


    最後にはゼミ生とお茶会をしました。

    教室移動のためにいったん外に出て移動。
    雪で車いすが埋まってしまうため、男性軍が全部の道の雪かきをしてくれました


    ほんとにほんとに、必死に勉強している学生さん。
    でも、その知識が将来どうつながっていくのか、わからないと頑張れません。

    リハの先ならぬ、勉強の先に何があるのか??

    少しでもイメージがついたようです。


    これから実習、頑張ってくださいね。

    ソーシャルワークのタマゴさんのインタビュー

    • 2014.12.26 Friday
    • 16:20

    今日は雪が横殴りで振っています。
    本格的に冬が来ました…


    西野学園・札幌医学技術福祉歯科専門学校では、
    社会福祉士科の非常勤講師もさせていただいています。



    自立生活30年以上の佐藤マサヒロさんと、
    30になろうとしているターニングポイントの私がクライアントになり、
    学生さんからアセスメントを受けます。

    アセスメントって何??
    主に話を聞きながら、その方の障害や生活状況、生い立ち、困っていることなどを
    聴き取ります。
    必要な支援は何なのか?その方の望んでいる生活はどんな生活なのか?
    を計画することをプランニングと言います。

    今回は4人の女性学生さんにインタビューを受けました。

    「今日はどうやって学校に来られたのですか?」「福祉タクシーです。」
    「ご姉妹はいますか?」「兄がいます。」


    質問ってすっごい難しいですよね
    質問して終わり。そして違う質問…。

    質問されている方は流れがつかめず、ちょっと疲れてしまいます。


    「ご家族はどちらにいますか?緊急時は誰か援助してくれる方はいますか?」
    「家族は札幌市内に住んでいて、車で来てくれます。
     父親が運転します。母親と兄も住んでいます。」

    と、質問の意図がわかると答えやすいです。


    さらに、一つの質問で複数の情報が得られます。


    質問を用意しておいても、いざ初めての方を目の前にすると難しい
    って学生さんはお話ししていました。

    そうですよね〜
    私も実習中はそうでした
    何を聴いたらいいかわからなくて頭が真っ白に。

    久しぶりにその緊張感を思い出しました。


    来月は、私の自宅を訪問し、フィールド調査です。
    学生さん、頑張れ

    介護福祉科の学生さんに実践的な実習を

    • 2014.12.26 Friday
    • 13:27

    今年も一週間を切りました。
    いつも言っていますが、あっという間ですね。
    わかっているのにいつも同じことを言ってしまいます(笑)


    さて、今年度も
    学校法人西野学園・札幌医学技術福祉歯科専門学校の
    非常勤講師をさせていただきました☆

    8人の女性学生さんを担当いたしまして、
    私の介助を実際にしていただきました。




    その一つが料理。
    事前の学校での授業では「ご飯のメニューは決まっていますか?」と学生さんに
    聞かれましたが、「食べるものは当日決めますよね〜〜☆??」といじわる。

    この写真では、オムライスを作ってもらいましたね。
    材料の切り方、作り方などなど、ヘルパー流ではなくいかに利用者さんの好みで作れるか?
    食事って、その家庭その家庭のやりかたがありますよね。
    無意識にやってしまわないように、確認が必要です。

    どのように確認するといいと思いますか?
    調味料の量を指示することがあるのですが、フライパンの中身を見せてもらいながら
    目の前でふりかけてもらった方がわかります。




    外出介助も実際にしていただきました☆
    外に出てみると、歩いては気付かなかった道路の凸凹や坂の傾斜を感じます。
    マンホールの穴を避けたり、歩道と車道のちょっとの段差を見逃さず前輪をあげたり、
    人が横切るときや自転車が通るときは、当たらないように気を付けたりと
    緊張感が違います。



    外出先では、実際に靴屋さんを見て歩き、
    お気に入りの靴を見つけるために、実際に履いてみたり脱いでみたりの繰り返し。
    かかとが高くなく、履きやすく、おしゃれな靴を探しているときに、
    ヘルパーさんが見える位置にそれに近いものがあったときには
    「これどうですか?」と教えてくれたり、サイズを探すために下の在庫から探してくれたりと
    私の手になったり、目になったりしてくれました。

    車いすの位置ですと目の高さが低く、高いところや低いところが見えないので助かります。


    利用者さんによって、ヘルパーさんに求める対応は違うかもしれませんが、
    誰もが普通の生活をしたいと思っています。

    ヘルパーは何でもできるスーパーマンではないけれど、
    普通の生活をするために手が届かないところをサポートできる人であってほしいと思います。


    車いすではばたけ!(西円山病院・訪問リハビリテーションさくら様)

    • 2014.08.12 Tuesday
    • 10:05

    先日は、
    西円山病院・訪問リハビリテーションさくら さまから機会をいただき、
    小学校低学年から20代までの障がいがある方と
    親御さん向けにお話をさせていただきました。


    写真は講演前。
    1時間前から会場に入り、院長先生や部長さん、リハの先生とお話ししながら、
    参加者の方々がいらっしゃるのを緊張して待っておりました。





    住み慣れた地域で一人暮らしをする方法、
    大学に行くこと、会社で働くこと、遊ぶこと、そして自分らしい生活を送ることなどを
    写真を交えながらお話しさせていただきました。



    参加者の方からは、
    ヘルパー事業所の方といい関係を持つためにはどうしたらいいか?
    海外に行くためのお金はどうしたのか?
    ひとり暮らしのことなど、相談にのってくれるところはどこなのか?

    といった質問がありました。



    私もそうでしたが、具体的な情報を知りたいですし、
    一番の悩みにもなる人間関係の困りごとを聴いてもらいたいというのが
    ニーズなのではないかと思いました。



    私も日々、学ばなくてはなりません。



    1時間の中でお話しさせていただいたので、
    浅く広くお伝えしましたが、こちらから質問したり、質問をいただいたりし
    少しだけ交流が持てたと思います。

    とても天気が悪い中、お越しくださいましたので、
    次回はもっと有意義な講演をさせていただきたいと思いました。




    後半は、牧野尚子さんによりZUMBAをみんなで踊って
    楽しく盛り上がりました。
    小さいお子さんは、西円山病院訪問リハビリの先生方による人形劇を見て、
    思い思いに楽しい時間を過ごしたようです。


    西円山病院訪問リハビリテーションさくらのスタッフのみなさま、
    参加してくださった方々、

    ありがとうございました






    カエルちゃんのお尻がかわいいでしょ。


    ちょっぴりユーモアなところを持ちつつ、
    具体的なアドバイスができる、なんちゃってソーシャルワーカーを目指します。

    障がいがある高校生の背中をプッシュ(生涯医療クリニックさっぽろ様)

    • 2014.07.31 Thursday
    • 09:45

    今月は、医療法人稲生会・生涯医療クリニックさっぽろ 様の
    ご依頼により、障がいがある若い高校生さん向けの講演をさせていただきました。




    クリニックには、「手稲みらいつくり学校」という
    障害がある当事者の方、ご家族の方、医療従事者の方などが、
    先生になったり生徒になったりして、共に学び合う場があります。

    木目調の安らぎの空間で、かわいいイラストの看板が出迎えてくれました。


    私は、2年前に行った
    タイ・イタリア旅行のお話を題材に、夢に近づく方法をお話ししながら、
    障がいがあっても困難を乗り越え、悔いのない人生を歩いていくための
    考え方をお伝えしました。




    障がいがある、ピッチピチの若い女子高校生さんが2名、
    親御さんやスタッフの方がが10名ほど、そして旅の相棒のえいこさん。

    今回はお互いに交流しながらということで、
    ニックネーム、いつも向き合っている障がいのこと、今日の朝ごはんを
    教えてもらいました。案外、朝ごはんを思い出すのが大変だったりします(笑)。





    タイ・イタリアの旅行では、移動中はえいこさんと二人っきりの旅で、
    トイレ介助などは飛行機のアテンダントにお願いをしました。

    けれども、小学生の時の私は親にしか口がきけないほど、人見知り。
    中学生になっても、ひとりで地下鉄に乗ったり、ファーストフード店で注文したり
    するだけで恐怖で仕方がなかったのです。

    介助が常に必要であることで、自分に自信を無くし続けていました。


    きっと自分は施設に暮らし続けるのだろう…

    そう思っていました。


    けれども、心の奥底には、自分ができることで誰かの役に立ちたい、
    悔いのない人生を送りたい!!と思っているのです。


    もしかすると、長い道のりかもしれない。
    一歩ずつ進んでいくと、自分の夢に近づいて行きます。





    旅行の心に残るエピソードを交えて、ヒントを皆さんにお伝えしました。





    後半は、ケーキをいただきながらフリートークタイム。

    大学生活で何が楽しかったですか?
    ひとり暮らしなどを始めたり、
    何か相談したいことがあった時はどこに相談したんですか?
    親離れ、子離れするにはどうしたらいいのだろう?

    など、まじめなお話をはじめ、

    最近の映画の話や将来の夢の話などなど
    女子会のように華やかな雰囲気で時間を過ごしました。





    最後に皆さんで記念撮影
    高校生さんは二人とも、おしゃれでかわいくて、夢があって素敵です。

    少しずつでも一歩ずつ進んでください。
    応援しています



    今回は急きょ、2名ほど来られなかった高校生さんもいましたが、
    またいつでもお話に伺いたいと思います。


    生涯医療クリニックさっぽろのスタッフのみなさま、
    貴重な機会をいただきありがとうございました!!!

    ホームページにも取り上げてくださいました→こちら

    障がい当事者講師すぷりんぐの会

    • 2014.06.25 Wednesday
    • 15:14
    遠慮していませんか?
    声をかけることに。

    私たちは語ります。
    自分の障がいのこと、生きてきて見えてきたこと、おもしろエピソード。

    少しでも心の壁がなくなるといい…。そんな思いでいっぱいです。


    子どもたち、学生さん、町内の方々、お客様のサービスに奮闘されている企業の方々など
    にむけて、障がい者として生きてきた経験を色々な方にお話ししています。

    その講師たちが集まってできたのが、
    障がい当事者講師すぷりんぐの会 です。


    車いすユーザーだけでなく、聴覚障がい、視覚障がい、内部障がい、
    精神障害、難病の方々など多数登録しております。


    隣にいらっしゃるのは、代表の牧野准子さん。
    障がいが違う者同士でも、理解することは簡単ではない中で、
    お互いに話し合い理解を深めていこうと活動されています。

     


    今年の9月27日(土)に、札幌駅エスタ11階・プラニスホールにて、
    「障害がある人のファッションと福祉」というテーマで
    イベントを行う予定です。


    小・中・高等学校や、専門学校、大学、町内会、企業など
    あらゆるところでどこまでも講演を行っていきますので、
    ぜひ、私のブログかすぷりんぐの会のホームページでお問い合わせください。

    子どもたちへの人を大切にすることの学びや、
    企業の社員の方々への社内研修としても利用してください。
    ご要望をお聞きして適切な講師をご紹介します。


    お待ちしております!

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